「日本代表候補合宿・練習試合、日本代表候補2-0流通経大」(30日、千葉県内)
サッカー日本代表候補は30日、千葉県内で流 通経大と20分間3回の変則方式で練習試合を行い、3日間の合宿を打ち上げた。先発出場したFW大黒将志(28)=東京V=は、1本目の8分に先制点を決 め、岡田武史監督(51)への猛アピールに成功。9月6日の南アフリカW杯アジア最終予選初戦・バーレーン戦に出場停止となるFW大久保嘉人(26)=神 戸=に代わる"エース襲名弾"となった。試合は、MF金崎夢生(19)=大分=の追加点で2-0と勝利した。
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セリエA仕込みの高い技術を連発した。流通経大との練習試合1本目の8分。GK楢崎のゴールキックをMF柏木が頭でつなぐと、大黒は自慢の快足を飛ばして DFラインを抜け出した。右足アウトサイドでノートラップからドライブシュート。北京五輪予備登録メンバーの流通経大GK林が守るゴール左隅へ、新エース 襲名を告げる鮮やかな先制点を決めた。
高い個人技でのゴールにも、大黒は「普通にやってるんで」と涼しい顔だ。今合宿ではFW前田、田中達とケガ人が続出。そんな中での大黒の活躍に、岡田監督も「まだ万全じゃない。でも動き出しはよかったね。もっとよくなるんじゃない」と期待をかけた。
ドイツW杯以来約2年1カ月ぶりの代表。岡田監督就任後は初招集となった"大黒様"は、海外経験で適応力に磨きがかかっていた。岡田監督が採用する1トッ プにも、大黒は「イタリアの時もやらせてもらってたんで戸惑いはなかった」と即座に対応。指揮官が掲げるチームコンセプトも「切り替えとか取られたらすぐ に戻ることが大事」と織り込み済みだ。
岡田監督は、9月のW杯最終予選初戦のバーレーン戦へ向けた最後の実戦・8月20日のウルグアイ戦 (札幌ド)も「この合宿メンバー中心でいく」と話しており、海外組は招集しない方針。バーレーン戦で出場停止のFW大久保に代わるエースとして、指揮官の 大黒への期待は大きい。「代表に呼ばれたらやれるようにしたい」と大黒。成長して帰ってきたドイツW杯戦士が、新エースとして再び日本を救う。